EVERGREEN

会社の歴史に残るような印象的な会議も
会社と目標に対する所有感と責任感が生まれ
社員が自主性、自律性を持った組織に変化

株式会社エヴァー・グリーン
代表取締役社長 岩﨑 充弘様

会社名
株式会社エヴァー・グリーン
設立
2006年4月
資本金
3,000万円
従業員数
34名
事業内容
メンズアパレル通信販売事業
Webサイト
EVERGREEN >

コンサルティングを依頼した感想

硬直化し次の一手が打てない状況にあった組織に
違いとインパクトを起こすと期待を持ち導入

QUESTION

インターネット通販を主とした、メンズアパレル製品販売事業です。
創業は2004年で年で、当初はインターネット通販の会社として立ち上げ、2008年頃から自社企画商品を中心とした販売へ展開し、現在に至ります。
「日本の男たちをカッコよく」という思いを軸に、DIVINER、Minority、jokerといったブランドを展開しています。

QUESTION

導入前は、創業期・成長期を経て会社が円熟期に入った時期で、拡大してきた一方、組織が硬直化して動きづらくなり、次の一手がなかなか打てない状況でした。
良いメンバーはそろっているのですが、若手中心ということもあり、戦略理解や実行力が追いつかず、過去のやり方を踏襲・継続しているだけになっているという課題がありました。
私自身、その状況を打破したいと考えてはいたのですが、なかなか解決策を見つけられませんでした。
そのタイミングで、お付き合いのある社長さんから「すごい会議は、組織改革に効果が高い」と聞き、段原コーチをご紹介いただいたんです。
実際にお話を伺ってみたところ、公平なルールをもって会議体を運営していくところや、メンバーに自分で考え行動するよう促すところなど、「自主性を重んじた上でサポートする」というやり方が、弊社が抱えている課題にフィットすると強く感じました。
また、内容だけではなく、段原コーチの人柄も含めて、組織に違いとインパクトを起こしてくれるのではないかと期待できたので、導入を決めました。

問題が起こらないようにする組織から
失敗や問題が起きても解決の方向を探って自ら行動できる組織へと変化

QUESTION

メンバーが主体性をもって自分たちで考え、行動するようになったことです。
以前は、「指示されたことをしっかりやる」という姿勢で、間違わずにやること自体が目的化しているようなところがありました。
それが、「目的=間違わずにやること」から「目的=自分たちで決めた目標を達成すること」になり、主体的に考えて意見を出してくれるようになりました。
コミュニケーションに関しても、以前は私からスタッフに指示を出す形がほとんどだったのですが、逆にスタッフから私に対して「この確認をしてほしい」「これ、どう思いますか?」と、声を掛けてくれることが増えました。
さらに、「こういう商品を作らせてほしい」という提案や、「うまくいっている企業の見学をしたいので、社長から紹介してもらえませんか」などの積極的なリクエストも出てくるようになりましたね。

QUESTION

すごい会議によって、全員が主張し合い、全員が所有感を持った状態で目標に向かっていけるようになったからだと思います。
以前は経営者である私からティーチングや指示をおこなう形が多く、目標に対しても「会社が決めたこと」「社長が決めたこと」という意識があり、スタッフたちも「指示されたことを間違わずにやろう」という姿勢になっていたのだと思います。
しかし今は、「自分たちみんなで決めたこと」という意識があるので、自主的に考えて行動できるようになりましたし、
もしその結果間違えても、恐れずにトライ・アンド・エラーができるようになりました。
問題が起こらないようにする組織から、失敗や問題が起きても解決の方向を探って自ら行動できる組織へと変化できたのではないか、と思います。

会社の歴史に残るような非常に印象的な会議も
参加メンバー全員にとっても会社にとっても大きな転機に

QUESTION

会議を重ねる中で、エヴァー・グリーンの歴史に残るような非常に印象的な会議の日がありました。
長い時間をかけて話し合い、参加したメンバーは考えや意見を出し切った人もいれば、自分の提案通りにはならなかった人もいて。
しかし、最後には全員の思考や感情が集まって、1つの意思決定という形に結実したんです。
そこで勇気をもって提案してくれたメンバーは、目に涙をためながら話してくれて、参加者全員にとって忘れがたい会議になりました。
いまだによく思い出しますし、私を含めた参加メンバー全員にとっても、会社にとっても大きな転機となった出来事だと思います。

QUESTION

大小の差はあれ、変化は参加した全員に起きていますね。
会議参加者は元々良いメンバーが集まってくれていたこともあり、全然できなかった人ができるようになったというよりは、やる気と実行力のあるメンバーたちが、さらに行動の質を上げられたという印象です。
彼らは優れた能力をもちながらも、以前はどこにセンターピンを置くのかという、選択と集中がまだ身に付いていませんでした。
その状態から、「効果を上げるためには、違いを出すためには何が必要か」ということを考え、成果から逆算した行動をとれるようになったことが、大きな変化だと感じています。

会議を通して、会社や目標に対する所有感と責任感が生まれ
主体性を持ったチームになり、行動も変化

QUESTION

以前のチームは、トップが決めたことを現場に下ろしていくトップダウン型の動き方をしていました。
そこから、自分たちで考えて決めた目標をどう形にしていくかという、主体性をもったプレイヤー型のチームに変化することができました。
会議を通して自分たちで目標を決めるようになったことで、会社や目標に対する所有感と責任感が生まれました。
その所有感と責任感が主体性につながり、「自分たちが会社の一員であり、会社の達成を作るのも自分たちである」という意識をもったチームへと変化し、動き方も変わったのだと思います。

QUESTION

私から、あれこれ細かく社員に言うことがなくなりましたね。
以前は全社会議などで、何が大事で、どうしてほしいかを、理解してもらえるまで何度も口酸っぱく言っていたんです。
それを6~7年にわたり伝え続けていたのですが、今一つ伝わっている様子がなくて。
ところが、すごい会議を導入して3回ほどおこなった頃、社員たちが「やはり、お客さんのことが一番大切」「商品開発をもっとしないといけない」と、私が過去に繰り返し伝えてきたことを自分から口にし始めたんです。
そのときに、今までは自分の伝え方が良くなかったんだな、と気付くことができました。
でもこれは私に限らず、経営者の陥りがちなミスだと思うんです。
経営者はどうしても自分の経験から得た答えだけを、社員たちに提示してしまいますが、本当はその答えに至るまでの式や思考プロセスのほうが重要なわけです。
式を飛ばして答えだけを提示しても、やはり伝わらない。
すごい会議でメンバーそれぞれが自分の思考プロセスをもてたから、その答えに自分で気付いてくれるようになったのだと思います。
だから今は、答えについてあれこれと伝えるのではなく、彼らの気付きを作るような伝え方を心がけるようになりました。

コーチは一番のサポーター
目標達成に向けて自主性や自律性をつくってくれる存在

QUESTION

会社や目標に対する所有感や責任感を持った、自走組織を作れることです。
会議を重ねるごとに、目標を立てなければ起こらなかったことの実現可能性を最大化させ、自分たちで考え、自走できる組織に変化していきました。
私自身もそうなのですが、人にやらされている状態では、みんな積極的にはやらないですよね。
人に「やれ」と言われなくても自分から動く組織が、やはり健全だと思うんです。
自分たちで考え、目標を設定することで、会社に対する所有感や責任感が生まれます。
そうすると、やらされている状態ではなく、自分から「こうしたら目標を達成できるんじゃないか」「次はこうしてみよう」とトライ・アンド・エラーができるようになる。
これは大きな価値だと思います。

QUESTION

そのままかもしれませんが、目標達成コーチです。
もう少し詳しく言うと、一番のサポーターであり、指導者であり、目標達成に向けて自主性や自律性を作ってくれる存在ですね。
自主性や自律性を作ってくれるというところが大事で、甘えたり依存したりする存在ではない点もポイントだと思います。
野球で例えるなら、バットを振るのはあくまで社員たち自身で、ピンチのときに段原コーチが打席に立ってくれるわけではありません。
だけど、バットの握り方や遠くに飛ばす方法、体の使い方、頭の使い方は的確に教えてくれる。
武器の使い方を教えてくれる、と言っても良いかもしれません。
だからやはり、コーチという言葉がぴったりだと感じています。

志はあるけど、どう形にしたらいいか分からない経営者におすすめ
志と覚悟を持っている経営者には特にフィットする

QUESTION

組織に違いを起こしたい、売上を拡大させたいという企業や経営者の方は多いと思うのですが、その中でも特に、大きな志をもっている方におすすめしたいです。
例えば、「事業を通じて日本のためになりたい」「社員全員を今以上にもっと幸せにしたい」といった志はあるけれど、それをどう形にしたらいいのかが分からない、どう組織を導けばよいのかが分からないという経営者の方には、すごい会議は特にフィットするのではないでしょうか。
なぜかというと、志のある経営者の方はそれだけ覚悟をお持ちだと思うからです。
すごい会議を導入し継続すれば変化は起こりますし、売上や利益にもつながります。
しかし一方で、自分や社員たちに負荷もかかるので、ときにはハレーションが起きたり、痛みをともなったりすることもあります。
だからこそ、「何がなんでも組織に違いを起こしたい」「とにかく成果が出るまで続ける」という志と覚悟をもっている方のほうが、よりフィットすると思います。
導入して上手くいくかどうかも、そこがポイントだと感じますね。

QUESTION

結局のところ、実際にやってみないと合うかどうかは分からないと思います。
だから、迷われているなら、一度試されてみてはいかがでしょうか。
もしやってみて違うと感じたときは、やめればいいだけですから。
組織に違いを起こしたいならば、導入すれば効果はありますし、それだけの価値を生み出せると思います。
何に投資するかは経営者のセンスだと思うので、責任をもってすごい会議に投資できるなら、ご自身を信じてぜひ飛び込んでみてください。

本日は貴重なお話、ありがとうございました!

2024.3.26

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