MAYEKAWA MFG.CO.,LTD.

問題の本質を深堀りし、発見し、対策の実行まで精度高く出来る
自発的に考え、生き生きと発言できる組織へ変化

株式会社前川製作所(MAYEKAWA MFG.CO.,LTD.)
代表取締役 前川 真様

会社名
株式会社前川製作所
設立
1924年
資本金
10億円
従業員数
5,175名(国内2,298名、海外2,877名/グループ会社含む ※2023年12月時点)
事業内容
産業用冷凍機並びに、各種ガスコンプレッサーの製造販売  農畜、水産、食品、飲料関連製造プロセス冷却設備、設計施工  冷凍、冷蔵倉庫冷却設備、設計施工、熱絶縁工事設計施工  ヒートポンプ、蓄熱式空調設備、設計施工  省エネルギーシステム等のプラントエンジニアリング
Webサイト
MAYEKAWA >

コンサルティングを依頼した感想

軸となるメンバーが、課題の本質を深掘りして発見できるように変化

QUESTION

弊社は1924年創業で、2024年にちょうど100年を迎えるのですが、創業当時は氷屋から始まった会社でした。
そこから冷凍機のメーカーになり、現在では冷凍・冷蔵・冷却設備やその周辺設備を含めた製造・エンジニアリングが主な事業となっています。
他にも、商品加工ロボットの製造、船舶関連の設備、化学プラントや石油コンビナートのガスコンプレッサーなど、さまざまな機械の製造に携わらせていただいています。

QUESTION

導入前は、社内の軸となるメンバーが、どこに課題があるかを正確に把握できていないという問題がありました。
躍起になってやってはいるのですが、冷静に課題を見つけることができていないと言うか。
また、私自身もこれまで長くヨーロッパで仕事をしており、国内での仕事の進め方がまだ分かっていなかったため、目標設定やそこに至るプロセス作りで手探りの部分があったんです。
その点をどうするか考えていたときに段原コーチと知り合い、すごい会議の存在を知り、自分のやろうとしている目標設定や課題発見の方法に近いと感じたため、導入を決めました。

QUESTION

問題の本質を深掘りして、課題を正確に見つけることができるようになったことです。
会社の実態がどうなっているのか、何の課題があるのか、それに対してどんな対策をとるべきなのか、ということが非常に明確になりました。

メンバーみんなで真の課題を共感できた瞬間が嬉しく、印象的
自発的に物事を考え、生き生きと発言するようになった

QUESTION

以前は会議をしていても表面的な議論で止まってしまうことが多かったのですが、導入後は、課題を深掘りして明確化させていくというプロセスを踏めるようになりました。
そのプロセスの中で、「やっぱり、ここが課題じゃないですか?」とメンバーみんなが共感できる瞬間というのは嬉しいですし、印象に残っていますね。

QUESTION

個人というよりは、すごい会議の参加メンバーや、意思決定をおこなうメンバーみんなに変化が起きていると感じます。
特に、弊社の(※)コンサルチームには「意識的に段原コーチのやり方や技を参考にしろ」と伝えているのですが、
「さっきのポイントでは、こちらの選択の方が良かったんじゃないか?」
「それを踏まえて、次はこうやって話を進めてみよう」というふうに、以前よりも自発的に物事を考えてくれるようになったと思います。
それから、どのメンバーも生き生きと発言するようになりました。それもポジティブな変化だと感じています。
(※補足)導入後に「すごい会議推進グループ」と言うグループを創設

QUESTION

課題が明確化されたことによって、各セグメント(事業部)の実行メンバーが走りやすくなったという変化がありました。
実行に迷いがなくなり、スピード感も変わってきていると思います。
この変化がさらに進むことで、各セグメントが細かい経営判断までできるようになると思いますので、そのレベルまで成長してくれることを期待しています。
海外で仕事をしてきて、私が日本との違いを感じた部分に、各ユニットやセグメントにまで経営判断能力が落とし込まれている点があります。
日本だと「製造は製造、営業は営業」と切り分けられて、各セグメントが経営判断することは少ないですよね。
そうではなく、海外のように各セグメントの人材が会社全体を広く見ながら、物事を決められるようになってほしいですし、その方向に進めていきたいと考えています。

経営におけるグリップのつかみ方が分かるように
コーチはみんなを効果的な方向へ導いてくれる伝道師のような存在

QUESTION

日本の大きな規模感での、経営におけるグリップのつかみ方が分かるようになりました。
海外では、約400人規模の事業を担当しており、マーケット現場と自分の立ち位置も近かったため全体を把握しやすく、早く動くことができていました。
しかし、日本では約2,300人と組織が大規模で、自分が把握しきれない部分も多かったんです。
すごい会議を通して、さまざまな話を聞いたり進め方を知ったりする中で、徐々にその規模感での経営感覚をつかめてきた実感があります。

QUESTION

課題抽出からプロセスの整理、対策の実行という一連の流れが、非常に系統立てられていて、精度が高いことです。
課題発見と対策の実行ということは過去にもやってきましたが、課題発見の精度の高さやプロセスの整理され具合に関して、すごい会議は非常に価値が高いと感じます。

QUESTION

弊社の売上は、約60%が海外の仕事で、約40%が国内の仕事です。
こうした売上からも、成長率からも、海外のビジネスをいかに伸ばしていくかが、今後の重要なポイントだと考えています。
そのためには、先ほどお話した各セグメントの人材が会社全体を広く見ることも含め、海外の経営手法をもっと取り入れる必要があります。
もちろん、日本は日本で重要かつ大きなマーケットなので、国内ビジネスもしっかり進めますが、国際的なビジネスを視野に入れる限り、海外本社などの設立も考えなければいけません。
今後、数年かけてそうした状況を整えなければいけない、と考えています。

QUESTION

弊社コンサルチームのメンバーは段原コーチを「師匠」と呼んでいますが(笑)、私は、伝道師としてみんなを導いてくれる人だと感じています。
本当に各メンバーに適切なアドバイスをくださいますし、物事の考え方についてもイチから教えてくださいます。
一人ひとりに対しても会社に対しても、正しい方向へ導いてくれる存在ですね。

「諦めなければ失敗ではない」の精神でトライし続けることが大切

QUESTION

どんな経営者というよりは、少しでも気になる方にはぜひ試してみてほしいですね。
ビジネスに限らず何事もそうですが、やってみなければ合うかどうかも分かりませんし、やってみて合わなければ変えればいいだけですから。
トライアンドエラーや試行錯誤が大切だと思いますので、そう考えてチャレンジできる方にぜひおすすめしたいです。

QUESTION

私には、成功する法則は分かりませんが、失敗しない法則ならお伝えできます。
それは「自分が諦めなければ、失敗ではない」ということです。
なかなか結果が出ず成功しなくても、諦めずに続けていけば、それは少なくとも失敗ではありません。
上手くいかなかったことが経験になり、次に活かせることもたくさんあります。ですから、「ネバーギブアップで続けていきましょう!」とお伝えしたいですね。

本日は貴重なお話、ありがとうございました!

2024.3.15

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